洗濯乾燥機比較

日立の洗濯乾燥機「ビートウォッシュ BW-D9MV」の使用感や感想をレポートします。

 

たて型洗濯乾燥機の弱点と言えば「節水性」ですが、それを「ビート洗浄」で見事に克服しています。さらに、脱水具合を選ぶことができる機能に、洗濯槽を自動で掃除する機能が加わって、ますます洗濯機能が向上しています。ただ、乾燥性能においては、シワを軽減する機能や省エネ性能を上げる機構がなく、同社のドラム型と比較すると劣ることが残念です。

 

洗濯機のお手入れと言えば、洗濯槽外側の汚れが一番気になるところでしょう。この機種では、業界初の「自動おそうじ」機能が搭載されたことで、従来製品と比較して、メンテナンス性は格段に向上しました。その他は、糸くずフィルターのお手入れが必要なくらいで、それほど手間はかかりません。

 

自動で洗濯槽をきれいに洗浄する「自動おそうじ」機能に加え、水の硬度の違いを検知することによって省エネになる「eco水センサー」や、たて型タイプでもたたき洗いができる「ビート洗浄」など、独自性を至るところに発揮しています。

 

四角いボディは存在感のあり、柔らかいドラム型のイメージとは対極的なデザインで、少し堅いイメージを受けるかもしれませんが、ボディカラーは高級感のある落ち着いた色味です。また、操作パネルで候補のボタンが光るので、次にどれを押すべきかがわかりやすいです。

 

「BW-D9MV」は、ドラム型と比較すると、乾燥時の消費電力量がかなり高いので、洗浄機能を重視して、必要に応じて乾燥を使う人におすすめです。常に乾燥を使う場合は、ランニングコストがかかる分、ややコストパフォーマンスは落ちます。蟹通販

洗濯乾燥機の乾燥方式の一つ、「ヒートポンプ式乾燥機能」について説明します。

 

ヒートポンプ式乾燥機能によって、ヒーター式(水冷式)のように、衣類を高温風で乾燥させるのではなく、除湿してより乾燥した風で乾燥させることで、さらに短い時間で乾燥させることができるようになりました。

 

天日干しで、洗濯ものが夏場よりも冬場の方が早く乾いたという経験はありませんか?これは、日本独特の気候に関係しています。夏は“高温多湿”、冬は“低温乾燥”になりやすく、湿度が高ければ夏場でも洗濯物は乾きにくく、冬場でも乾燥していれば乾きやすくなります。

 

それでは、どうやって低湿度の風を作り出すのでしょうか。そこで思い出してもらいたいのが「エアコン」です。エアコンの冷房をかけた際、室内の空気を室内機の冷媒が冷やすことで、空気内に含まれる水蒸気を結露させて排水します。そのため、運転を続けると室内の温度と湿度が低下します。

 

室外機は冷媒をコンプレッサーで圧縮して、その時発生する熱を排出させますが、ヒートポンプ式の乾燥機の場合は、その熱を使って温風を発生させます。つまり、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機は、乾燥機の中にエアコンの室外機・室内機の両方を内蔵しているようなものです。

 

ヒーター式と違って、冷媒を圧縮機で圧縮する時に発生する熱で温風を作り出します。圧縮機には電気が必要ですが、電熱器は使用しないため、ヒーター式と比較すると使用する電力は少なくなります。

 

ヒーター式と比較すると高温風は作り出せませんが、乾燥した低湿度の風なので、衣類の水分をより多く奪うことができます。また逆に、高温風による衣類の痛みや縮みも起こりにくくなります。さらに、冷却水も必要ないので節水にもなります。40代婚活

簡易乾燥機能が付いた洗濯機や洗濯乾燥機を選ぶ際は、さまざまなことを確認する必要があります。その一つとして、省エネ効果を左右する「乾燥方式」も把握しておく必要があります。それでは、洗濯乾燥機などの衣類乾燥方式の比較をします。まずは、「空冷式乾燥機能」についてです。

 

空冷式乾燥機能は、従来の独立型乾燥機に用いられています。吸気ファンで空気を外部から取り込み、90℃近い温風を電熱ヒーターで作ってドラム内に循環させます。循環させた後は、洗濯物から水分(水蒸気)を取り込んだ風は、乾燥機からそのまま排気されるか、別に取り込んだ風と一緒になってさらに温度を下げて機外へ排出されます。

 

屋外に設置する場合は特に問題ないのですが、室内に設置する場合は、湿気を含む暖かい空気が室内に排出されるので、室内の温度と湿度が上昇することになります。そのため、室内で使用する場合は、窓や換気扇など換気に注意が必要です。また、電気代については、電熱器を使用するので割高になってしまいます。なお、乾燥時に水を使用しないので、水道代は比較的かかりません。

 

なお、「ガス衣類乾燥機」も排気式ですが、電気式と比較すると、乾燥時間と燃費はかなり良いです。しかし、ガス燃焼なので、屋内設置の場合は、排気パイプを必ず外部に設置する必要があり、その設置費用が必要となります。また、70〜90℃の高温風を用いるので、デリケートな素材だと痛む恐れもあります。起業

サンヨーの洗濯機や洗濯乾燥機について、その特徴とおすすめの商品を紹介します。比較的エコに関心のある方におすすめのメーカーです。

 

サンヨーは、クリーニング店やコインランドリーなどの機器を数多く手がけ、業務用として培われた優れた技術力があり、洗濯乾燥機の開発をいち早く手がけたメーカーです。代表的な機種は、空気の力で洗う“エアウォッシュ”の「AQUA」が有名です。節水にとことんこだわり、ボルヴィックとコラボして、毎年「1L for 10L」の活動にも参加しています。

 

「1L for 10L」は、“水の大切さ”を伝える啓発・支援活動です。この活動はミネラルウォーターのブランド「ボルヴィック」を有する、ダノンウォーターズオブジャパン株式会社と共同で実施しています。啓発活動としては、三洋電機の「AQUA」の開発・製造拠点である東京製作所に工場見学に訪れる小学生を対象として、環境授業を実施しています。さらに、「AQUA」と「ボルヴィック」の両ブランドを、ホームページや店頭で告知し、啓発しています。また、「AQUA」シリーズの総売上から、日本ユニセフ協会へ寄付します。

 

サンヨーの洗濯乾燥機でおすすめの機種は「AWD-AQ4500」です。コンセプトは「水を大切にすること」とし、水によるリサイクルシステムや「エアウォッシュ」など、節水機能を徹底しています。革製品やブーツなどのメンテナンスもできるので大変人気となっています。

 

「AWD-TQ900」は、エアウォッシュが搭載されたAQUAのたて型タイプの洗濯乾燥機です。とことん水を大切にするAQUAは、比較的に、天日での乾燥を重視する人に支持されています。

シャープの洗濯乾燥機「ES-V520」を実際に使用してみた感想をレポートします。

 

シワを軽減する機能「風プレス」は、実用的で仕上がりがなかなかです。前機種から搭載されている、スチームによって汚れをしっかり浮かして、しつこい汚れもきれいに落とす機能「Wホットスチーム洗浄」も定評があり、比較的基本性能が向上しています。ただ、ヒーター乾燥であるため、省エネ性能については一歩及ばないようです。

 

プラズマクラスターは、ドラム内側に付いたカビ菌を抑制する効果が高いです。また、除菌や消臭効果が高いシャープ独自の電解式「Ag+イオン」で洗うので、その効果は洗濯槽へも期待できそうです。フィルターなどのお手入れは、それほど手間がかかるわけではありません。

 

1日分の洗乾を1時間で仕上げられる「毎日洗乾コース」や、温風を後方から吹き出してシワを軽減させる取り組み、さらに、プラズマクラスターやAg+イオンといったユニークなオリジナル機能が比較的多く搭載されています。プラズマクラスターを洗濯室へ放出するのも、おもしろいアイデアです。

 

ドラム型のフェイスは個性的とは言えませんが、扉の部分が半透明になっているのが特徴です。扉は淡いピンクと白の2色で展開しており、柔らかい印象で優しいデザインとなっています。

 

ヒーター乾燥なので、他社の洗濯乾燥機の上位機種と比較すると、ランニングコストがどうしてもかかる分、コストパフォーマンスは落ちてしまいがちです。必要に応じて乾燥機を使用するなら、本体価格が安いだけお得かもしれません。

シャープの洗濯機や洗濯乾燥機の特徴とおすすめの商品を紹介します。シャープは、特に“エコ志向”の人におすすめしたいメーカーです。

 

プラズマクライスターイオンが搭載されている機種を増やして、洗濯の除菌効果を向上させています。また、独自の銀イオンコートや免振構造も特徴です。たて型に採用されている「穴なし槽」もシャープ独自の技術で、洗濯槽の外回りに比較的汚れがつきにくいと人気です。一人暮らしの方に最適な手頃な価格帯の小容量タイプも充実しています。

 

代表的な機種は「ES-TX910」です。節水とカビ防止効果の「穴なし槽」と、プラズマクラスター機能に加え、2011年モデルには、「ハンガードライ」機能が新たに搭載されています。これは、ふたの裏にハンガーを掛けて乾燥させることができる機能です。少量の洗濯物をシワなくスピーディ乾かせます。

 

また、「ES-V520」の2011年モデルは、衣類のシワを風で軽減する「スチーム・風プレス」という機能が新搭載されました。さらに、60分で2Kgの洗濯物を乾燥させられる「毎日洗乾コース」は、1日分の洗濯物を入浴中に済ませることができるというユニークな機能です。

 

シャープの洗濯乾燥機に対して「ここがもう少し・・・」という点は、ヒーター乾燥式なので乾燥時に必要な電力が高めなことです。

 

シャープは、プラズマクラスターによる消臭・除菌効果や、ホットスチームで汚れをしっかり浮かす洗浄方法など、洗濯機能が充実しています。また、新搭載の「風プレス」によって、従来と比較すると、かなり乾燥シワが軽減されました。さらに、短時間で洗濯・乾燥できる「毎日洗乾コース」もあるので、洗濯物を溜めないで、毎日小まめに洗いたい、という人におすすめのメーカーです。

たて型タイプの洗濯乾燥機は、これまでの全自動洗濯機と同じで、「洗い」「すすぎ」「脱水」などの洗濯能力に高い評価を得ています。以前は、ドラム式と比較すると乾燥時間が長くかかり、仕上がりも今ひとつ・・・というイメージがあったかもしれません。ところが、最近では、日立から発売された「ビートウォッシュ」をはじめ、たて型タイプでも高性能な乾燥仕上がりを売りにしているものも登場しています。それでは、たて型タイプの洗濯乾燥機をメーカー別に比較します。

 

パナソニック・・・新しい洗浄方式「エコウォッシュシステム」は、“循環ジェットシャワー”によって、効率的にモーターを駆動させるので、優れた洗浄力と省エネ・節水を実現しています。さらに、振動を抑えることによって、静音の効果も高めています。また、「ナノイー」が搭載されているタイプは、効果的に洗濯機内の黒カビを抑制します。

 

日立・・・「ビートウォッシュ」は、“押す”“たたく”“もみ洗い”の洗濯板効果で、真っ白に仕上げます。また、節水循環ポンプが搭載されているので、大幅に節水できます。

 

東芝・・・少ない水を強力に引き上げて、上からたっぷりと降り注がせ、さらに、強力な水流の効果によって、パワフル洗浄と節水を実現させました。また、スピーディに洗ったり、水流の強さを調節できたりする便利な機能も充実しています。

 

シャープ・・・「穴なし槽」で無駄な水をカットさせ、槽内の黒カビを抑え、きれいに仕上げます。また、「プラズマクラスター」が搭載されたタイプは、洗濯・乾燥の運転中は槽内を清潔にし、運転が終了したら洗面や脱衣所などのサニタリー空間も清潔にします。

 

ドラム式を設置する場合は、前面の扉が引っかかったり、防水パンが小さかったりして問題となることがありますが、たて型の洗濯乾燥機は、全自動洗濯機とほとんど同じ形状で乾燥までこなすことができるので、設置しやすいことがメリットです。比較的に、ドラム式よりも安価なモデルが多く、それほど乾燥機能を使わない方には、たて型タイプの洗濯乾燥機がおすすめです。

ドラム式洗濯乾燥機は、1台で洗いから乾燥までできるのが魅力ですが、乾燥機能が搭載されているからと言って、カビが発生しないわけではありません。ドラム式洗濯乾燥機は衣類を洗濯槽でたたき洗いするので、水流を槽内に発生させて洗う全自動洗濯機と比較すると、少ない水量で済むのが特徴で、現在では大変普及してきています。

 

乾燥機能はヒーター式が主流ですが、2005年に導入されたヒートポンプ式も最近人気があります。低温で乾燥させるため、ヒーター式と比べると、省エネ効果がより高く、衣類が縮んだり傷んだりすることが少ないとされています。

 

109世帯の一般家庭を対象とした調査で、カビの発生状況について、全自動洗濯機53台とドラム式洗濯乾燥機56台を比較しました。カビが内部にあれば洗濯した際に槽内に出てくるとし、洗濯水とすすぎ水にそれぞれ含まれるカビ胞子数を調査しました。

 

その結果は、洗濯水で1ml当たりの平均胞子数は全自動が54個、ドラム式が24個でした。使用年数と胞子数の関係については、ドラム式は洗濯水・すすぎ水ともに、使用を始めて3年以内のもので多く、長年使っているものは少なかったです。全自動では、対照的に長年使っているものほど多く、5年以上になると1年目の13倍もの数でした。

 

カビは“温度”でも繁殖に関係します。ヒーター式は100度くらいまで槽内温度を上げて衣類を乾燥させますが、ヒートポンプ式は65〜70度程度の温風で乾燥させます。カビは60度の湯で死滅しますが、空気中では60度でも死滅しません。そのため、ドラム式洗濯乾燥機のヒートポンプ式は、特にカビ対策が重要なのです。

ドラム式洗濯乾燥機がにおう原因には、主に次の2つのことが考えられます。1つは、洗濯槽の内部や内部配管内に洗剤カスが蓄積し、それがカビてドラム内や衣類がにおうものです。もう1つは、排水ホースに排水口のにおいが伝わって、異臭となるものです。

 

洗剤カスによるカビ臭・・・ドラム式洗濯乾燥機などの節水型の洗濯機は、高濃度の洗剤を使用して洗うケースが比較的多いので、洗濯槽の内部や内部配管などに洗剤カスが残ってカビが発生する場合があります。特に、カビが発生しやすい夏場は、「槽洗浄コース」や「槽乾燥コース」がある機種なら、それを定期的に行って、カビの発生を防止しましょう。

 

排水口からの異臭・・・排水トラップなしで使用していると、製品本体内に排水口からのにおいが入り込んで、異臭となるケースがあります。特にドラム式洗濯乾燥機は、洗濯槽内が密閉状態に近いため、においが一度入ったら比較的抜けにくく、衣類に浸透してしまうこともあります。そのため、排水トラップの使用をおすすめします。すでにトラップを設置している場合は、取り付け状態を点検してください。

 

ドラム式洗濯乾燥機のヒートリサイクル乾燥タイプでは、より省エネ効果を高めるために、乾燥運転時に温風を排水ホースから出します。そのため、排水トラップの中に溜まった水は、乾燥運転の時に少なくなり、運転が終了すると、補充水を自動的に行なうようになっています。ただし、運転中に切ボタンや一時停止ボタンを押したり、停電で電源が切れたりして、運転が停止した場合は、排水トラップの中に水が補充されず、においが排水口から上がってくることがあるので、そのような場合は、取扱説明書などを参考にして、水を補充してください。

ドラム式洗濯乾燥機を購入する際は、ライフスタイルに合わせて、メーカーや機種をよく比較することが大切です。それでは、人気のドラム式洗濯乾燥機をメーカー別に比較します。

 

パナソニック・・・「エコナビ」が搭載された洗濯機は、洗濯物の質や量、汚れの程度を3つのセンサーによって自動的に検知します。衣類の量がそれほど多くない時は、洗濯する時間と水量の無駄を節約してくれます。エコナビ運転によって、洗濯時間と消費電力を最大で約10%削減し、使用する水量も最大で約7%削減することを実現しました。

 

日立・・・「ビッグドラム」は、直径約63センチという家庭用としては最大クラスの大型ドラムを採用しています。“たたき洗い”の効果を強化し、優れた乾燥機能の「風アイロン」は、風を強力的に吹き付け衣類のシワを伸ばし、アイロンを使わなくても最高の仕上がりに仕上げます。

 

東芝・・・ドラム式洗濯乾燥機「ザブーン」は、遠心力によって衣類を広げて、2つの高圧シャワーで汚れをしっかりはじき出します。また、繊維の奥まで抗菌水を浸透させて、衣類をニオイから守り、雑菌の繁殖を抑えます。さらに、「アクティブサスペンション」の採用により、無駄な振動を抑えて、スピーディで効率的な洗濯を実現しました。

 

サンヨー・・・「エアウォッシュα」は、毛布やラグなどの洗いにくい大物から、革靴やカバンなどの革製品まで、オゾンの力でしっかり洗います。消臭・除菌の効果に加えて、食べこぼしのちょっとしたシミ汚れも分解できる優れものです。また、お風呂の水も浄化・除菌するので、きれいな風呂水にして洗濯に使えます。